3.自由研究のすすめ方(生徒向け)

  •  夏休みを利用して、自由研究に取り組みましょう。学校の授業とはちがった幅広い学習ができます。

(1)研究テーマの選び方

  • 理科の学習内容から・・・教科書、実験カードをもっと詳しく調べる。
  •   日常生活のなかから・・・日頃、疑問に思っていることを詳しく調べる。
  • 新聞記事や本から・・・・科学雑誌、本などからヒントを得る
  • 過去の作品展から・・・・市理科作品展の内容をもっと発展させる。「理科の課題研究・自由研究」に過去の入選作品や研究のヒントが載っています。
  • 飼育・栽培・採集・・・・長期間の継続観察をまとめる。

(2) 研究テーマを選ぶときに注意することがら

  • 自分の力で研究がすすめられるもの
  • 危険性のないもの
  • 研究の進め方に見通しがあるもの
  • 材料のそろうもの
  • 身近な実験器具が使用できること
  • 薬品は先生の許可を得ること

(3)研究のすすめ方

  • 予備知識を身に付ける・・テーマに関係のある本をさがして調べる。
  • 予備実験をする・・・・・研究の見通しをたてる。
  • 研究計画を立てる・・・・できるだけ詳しく計画する。
  • 器具・材料・資料集め・・できるだけ身近なものを利する。
  • 実験観察をする・・・・データ等の記録・写真をとる。
  • 結果をまとめる・・・・・スケッチ・グラフ・表・写真等を取り入れて。
  • 考察する・・・・・・・・なぜそうなったかなど、結果から読み取る。

(4)研究のまとめ方(例)

  • 研究の動・・・研究を始めた理由、テーマを選んだ理由。
  • 研究内容・・・・研究した内容を目次のように書き上げる。
  • 研究方法・・・・どのような手順で、どのような器具を用いて実験や観察を行ったかを書く。図や写真を載せるのもよい。
    条件の統一や実験の回数なども忘れずに書こう。
  • 結果・・・・・・データを表やグラフにまとめる。また、得られたデータのうち顕著なものについては文章でも書く。
  • 考察・・・・・・データから明らかになったこと、なぜそういう結果になったかを書く。
  • 感想や苦心したこと、失したことを書く。また、今後の課題についても書いておく。
  • 参考図書・・・参考にした本の題名、出版社名を書く。

 (5)作品のまとめ方の例

  • 一生懸命がんばった研究です。だれが見てもわかるように、じょうずにまとめてください。次のようにまとめると、きれいに仕上がります。
  1. つ切画用紙を縦につなぐ。
  2. 動機-方法-結果-考察-反省-参考図書の順に書く。
  3. 1~1.5cm角の文字でサインペンで書くと離れたところからでも見やすい。
  4. スケッチ、図はケント紙に書いて貼る。グラフなどは別の台紙に貼り説明をつける。
  • くなるときは、画用紙には概略がわかるようにまとめ、細かいことはレポ-ト形式でまとめる。

(6)まとめ方のポイント

  • ていねいに、わかりやすく書かれていること。
  • を引く書き出し、結論をはっきりと書こう。
  • 作品の文章中に「商品名」等が入らないように注意しよう。
  • 誤字・脱字がないかよく見直そう。
  • テーマや動機などに注意して書き、見る人が思わず興味をもち、読んでみたいと思わせることが大切です。

4.「理科の自由研究室」の本へすすむ