- 夏休みを利用して、自由研究に取り組みましょう。学校の授業とはちがった幅広い学習ができます。
(1)研究テーマの選び方
- 理科の学習内容から・・・教科書、実験カードをもっと詳しく調べる。
- 日常生活のなかから・・・日頃、疑問に思っていることを詳しく調べる。
- 新聞記事や本から・・・・科学雑誌、本などからヒントを得る
- 過去の作品展から・・・・市理科作品展の内容をもっと発展させる。「理科の課題研究・自由研究」に過去の入選作品や研究のヒントが載っています。
- 飼育・栽培・採集・・・・長期間の継続観察をまとめる。
(2) 研究テーマを選ぶときに注意することがら
- 自分の力で研究がすすめられるもの
- 危険性のないもの
- 研究の進め方に見通しがあるもの
- 材料のそろうもの
- 身近な実験器具が使用できること
- 薬品は先生の許可を得ること
(3)研究のすすめ方
- 予備知識を身に付ける・・テーマに関係のある本をさがして調べる。
- 予備実験をする・・・・・研究の見通しをたてる。
- 研究計画を立てる・・・・できるだけ詳しく計画する。
- 器具・材料・資料集め・・できるだけ身近なものを利用する。
- 実験・観察をする・・・・データ等の記録・写真をとる。
- 結果をまとめる・・・・・スケッチ・グラフ・表・写真等を取り入れて。
- 考察する・・・・・・・・なぜそうなったかなど、結果から読み取る。
(4)研究のまとめ方(例)
- 研究の動機・・・研究を始めた理由、テーマを選んだ理由。
- 研究内容・・・・研究した内容を目次のように書き上げる。
- 研究方法・・・・どのような手順で、どのような器具を用いて実験や観察を行ったかを書く。図や写真を載せるのもよい。
条件の統一や実験の回数なども忘れずに書こう。 - 結果・・・・・・データを表やグラフにまとめる。また、得られたデータのうち顕著なものについては文章でも書く。
- 考察・・・・・・データから明らかになったこと、なぜそういう結果になったかを書く。
- 感想や苦心したこと、失敗したことを書く。また、今後の課題についても書いておく。
- 参考図書・・・・参考にした本の題名、出版社名を書く。
(5)作品のまとめ方の例
- 一生懸命がんばった研究です。だれが見てもわかるように、じょうずにまとめてください。次のようにまとめると、きれいに仕上がります。
- 4つ切画用紙を縦につなぐ。
- 動機-方法-結果-考察-反省-参考図書の順に書く。
- 1~1.5cm角の文字でサインペンで書くと離れたところからでも見やすい。
- スケッチ、図はケント紙に書いて貼る。グラフなどは別の台紙に貼り説明をつける。
- 多くなるときは、画用紙には概略がわかるようにまとめ、細かいことはレポ-ト形式でまとめる。
(6)まとめ方のポイント
- ていねいに、わかりやすく書かれていること。
- 興味を引く書き出し、結論をはっきりと書こう。
- 作品の文章中に「商品名」等が入らないように注意しよう。
- 誤字・脱字がないかよく見直そう。
- テーマや動機などに注意して書き、見る人が思わず興味をもち、読んでみたいと思わせることが大切です。
4.「理科の自由研究室」の本へすすむ