4.台風と雲の研究

動機

 夏から秋にかけて台風がやって来ます。テレビでは「ひまわり」の映像が出て、台風や雲の様子が映し出されます。1年に平均27個生まれ、その上3個が日本に上陸する台風。必ず逆時計回りになっている台風。この台風のモデルを実際に作ってみようと思った。それから、海面の温度によって筋状の雲が出来ている写真を見た事があったので、ドライアイスの霧で雲を作る事が出来るかな?と思ってやってみた。    

内容

<準備>                        

(1)雲の発生装置を作る。    

(2)台風発生器を作る。

jikken02.jpg (7763 バイト)

 

<用具>

・ドライアイス    ・ティッシュペーパーの箱    ・ペットボトル  ・定規

・ガラスのコップ    ・掃除機     ・バット   ・かなづち

・カッターナイフ     ・ペットボトル    ・湯     ・厚紙   

実験(1)

雲の発生装置に上昇気流を作り台風のモデルが出来るか試す。

(1)掃除機で吸い上げる。雲発生装置から直接吸い上げる。

(2)台風発生器を使い、雲を吸い上げてみる。

 

 

(1)(2)の結果 

上昇気流だけでは写真でみたような逆時計回りの台風のうずはできなかった。うずを作るためには空気が回るきっかけが必要なのかもしれない。そこで台風発生器を少し工夫してみる事にした。

 実験(2)

台風発生器にフィンをつけて台風のモデルができるか?

memo 

なぜフィンをつけるか?

北半球の台風では逆時計回りに風が吹き込みます。だから、左まきの風ができるようにフィンのおり方を工夫します。

(1)台風発生器にフィンをつける。

 

(2)フィンをつけた台風発生器で雲を吸い上げてみる。

結果  

ドライアイスの白い雲がうずを作りながら上がっていくのが見られた。

<準備2>  

・雲を発生させて流す台とバットと 3種類の水を用意する。 

 

  

実験(3)

 ・ドライアイスの雲をバットの海に流し込みどんな状態の雲が出来るか調べる。

結果

ドライアイスの雲を流す厚紙の上では、一つの層になって流れていた雲が40度以上のお湯の入ったバットの上に来ると流れている向きに筋状の雲が出来、写真で見たのと同じになった。予想ではドライアイスの温度と差が大きい60度のお湯の方がはっきりと筋が出来ると思ったけど40度のお湯の時の方がはっきりと見えた。

考察

実験(1)(2)から

(1)天気図や、「ひまわり」の映像から日本付近の台風は、常にその中心に向かって風が逆時計回りに回転するように吹いている事が分かった。

(2)この実験ではペットボトルにフィンを作って空気を回転しやすくしないと台風のようなうずは出来ない事が分かった。そこで、自然の中でフィンのかわりになるものは何だろうと思って調べてみると地球が自転しているために「コリオリ」の力というみかけの力がはたらき、それが北半球では風が進行方向に対し、右向きにそれ、また南半球と逆であることが分かった。「写真1」

実験(3)から

シベリア大陸で冷やされた空気が、その空気に比べてあたたかい日本海の上を流れる時にみられる筋状の雲を実験で作れることが分かった。でも、バットの中の水温がある程度高くないと筋状の模様が出来なかったことから空気の温度と水温とがある一定の温度差にならないと筋状の雲が出来ないということが分かった。「写真2」   

反省

ドライアイスの霧が、すぐ出なくなり困った。そばをふっと動くだけで霧が動いてしまい、写真を撮ったり作業するのに苦労した。実際に台風のうずを見た時成功した喜びで嬉しかった。雲や台風に関する興味がわいて毎日、新聞の天気図や空を見るようになった。

参考図書

・学研      中学生の理科「地球環境編」                

・学研      天気100のひみつ    

・誠文堂新光社        天気の変わり方

 

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