動機・・近年、ニュースなどで話題となっている環境問題、例えばオゾン層の破壊、地球温暖化、ダイオキシンなどがあげられますが、その中でも大気汚染は、私達の身近にあり、今すぐにでも考えていかなければならない重要な課題の1つだと思います。そこで、自分達の街の大気汚染の状況を、調べることにしました。
内容・・学校にあるエコアナライザー(二酸化炭素測定器)を使い校区内の二酸化炭素の濃度を測り、大気汚染の状況を把握する。
1,理科の授業のとき捕集管を同学年の生徒に配り、
校区内での二酸化窒素濃度の測定を行った。
2,いろんな物を燃やし、その排気の二酸化窒素濃度を調べた。
NOXとは・・窒素酸化物のことで、自動車(特にディーゼルエンジン車)の排気ガスや工場の排煙などに含まれている代表的な大気汚染で、自然や人体に悪い影響を与えます。記号で”NOx”と表され、
略してノックスとも読まれます。
実験1・・校区内での場所別NOxの濃度測定
(準備するもの)
試薬1・スルファニル酸・酒石酸・蒸留水
試薬2・N-1ナフチルエチレンジアミンニ塩酸塩リン酸・蒸留水
試薬つきろ紙・トリエタノールアミン処理
メスシリンダー・スポイト・水道水・エコアナライザー・ビーカー
エコアナライザーで測定中
結果をまとめる作業
方法
1、捕集管(二酸化窒素を測定する器具)を同学年の生徒に
配り身近な場所で24時間測定してもらい、後日回収する。
2、捕集管一本につき5mlの試薬(1)を分注器に注入する。
次に試薬(1)の量に応じて試薬(2)を注入する。
3、できた混合液をネジぶたを開けた捕集管に注ぎ軽く混ぜる。
4、10~15分間放置した後、ゼロ点調節を行ったエコアナライザーで
二酸化炭素濃度を測定する。
結果
二酸化窒素を濃度によって色分けし地図に書き込みました。
ppm 二酸化窒素の濃度の単位。
結果の地図・・・省略
考察
去年と比べて車通りや人通りの多い場所と山や公園など緑の多い場所との
差が少なかった。去年より全体的に数値の値が低くなっていた。
測る前には、道路沿いがもっと数値が高くて、緑の多い場所との差が
大きいと思っていたので驚いた。
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