なめくじ駆除の実験
22837 返信 なめくじ駆除の実験 暁 2006/02/23 PM 01:30
久しぶりのミニ研究ネタです。
この研究は中学時代にやろうと思ったのですが、ナメクジ採集中に「何の実験?」と聞かれ、「ナメクジ大量虐殺の実験!」と笑顔で答えたら理科の先生に止められてしまいました。
ネーミングはもう少しマシなものを考えましょう。
それと、生き物の命を奪う実験ですし、中学生がアルコール類を使っての実験を行うということでも相当賛否両論あるはずです。
行う時は気をつけてやってください。
最後に、飲酒は絶対におやめください!!
【動機】
プランターの端っこを少し掘り、そこにビールを注いだこんにゃく畑の容器をはめておくと、翌日には大量のナメクジがビールのなかで溺死していた。
これはビールの匂いにつられてやってきたナメクジがアルコールにやられて中で死亡したものと思われる。そこで他にどんな液体でナメクジ駆除ができるかやってみた。
【目的】
ビール以外の液体での駆除ができるかどうかを調べる
【準備物】
・プラスチックケース数個
・こんにゃく畑の容器(ゼリーなどの容器でも可)
・土
・他の液体(ジュース、酒など)
・ナメクジ多数(1回の実験につき5~6匹は欲しい)
【やり方】
1、プラスチックケース内に土を敷き、端にビールを注いだこんにゃく畑の容器を仕掛けておく。その中にナメクジを放し、行動・溺死時間を観察する
・他の液体で同様の実験をし、ナメクジの行動を比較する
【応用】
・ビール以外でエタノール、日本酒、ワインなどの酒類で実験する。
・ビールを蒸留し、蒸留何分後くらいのビールが最も有効かを調べる
・ナメクジに水をかけた時とビールをかけた時との違いはあるかどうかを観察する
・カタツムリでも同様の行動を示すか試してみる
【考えてみよう】
同じ大学で農業生産化学化の子が「畑にナメクジが来て作物を食い荒らす」と悩んでいたのでこの方法をすすめたら、「畑のような地続きのところではかえって被害が増大する恐れがある」と指摘した。
プランターのような限られた環境とと畑のような地続きの環境の違いに着眼し、なぜ被害が増大する恐れがあるのかを推測する。
【調べてみよう】
キーワード:「走性」
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