11.青からピンクへ色が変わるトコロテン

22291 返信 青からピンクへ色が変わるトコロテン 暁 2005/10/09 PM 08:28

この実験は紫キャベツの汁で酸、アルカリを測ることができる。と言うことを元に応用した実験です。 キレイで楽しく、しかも美味しく食べられますし、インパクトも強いと思います。

[準備物]
粉末寒天1袋(4g)、紫キャベツ8分の1玉、包丁、まな板、計量カップ、水300cc、小鍋、耐熱ガラスのボール、ざる、お玉、プラスチックのタッパ、蜂蜜、レモン酢

[作り方]
①紫キャベツ8分の1玉を千切りにします。
②小鍋に水300ccを入れ、①で刻んだ紫キャベツを水からゆでます
③沸騰したら、ゆで汁を耐熱ガラスに移しながら、ざるで紫キャベツを取り除きます。
④キャベツが全部取り除けたら、小鍋にゆで汁を戻し、粉末寒天を1袋ふりかけ、混ぜながら沸騰させます。
⑤プラスチックのタッパに④をそそぎ、荒熱がとれるまで蓋をせず、30~40分まで常温で放置します。
⑥荒熱がとれたら蓋をし、冷蔵庫で冷やします。

[実際に食べてみよう]
①作った寒天を取り出して切ります。(細長い長方形にすればところてんに、小さな正方形に切って「あじさい」に。お好みでどうぞ)
②レモン酢をかけると、徐々にピンク色になり、全部にレモン酢が染み渡ると全体がキレイなピンク色に変わります。蜂蜜をかけて召し上がってください。

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22292 返信 紫キャベツの寒天を工夫して食べよう 暁 2005/10/09 PM 08:44

[生徒(友人)に配る]
(注)これは昨日私が実際に大学で先輩方を実験台・・もとい、楽しませてあげた際に気づいた注意点を挙げたものです。
★蜂蜜とレモン酢をかけてから渡すと、時間がたつと浸透圧により、寒天の中から水が出てきて、蜂蜜が薄まり、底のほうに溜まってしまいました。しかもレモン酢が染み渡ってピンク色になるけど、蜂蜜の味無しではツライです。ということで、次のような解決策を考えてみました。
◇蜂蜜とレモン酢をかけずに渡して、自分で味を好きなように調節させてあげる。
欠点:完全にレモン酢が染み渡らないうちに食べられてしまうと、せっかくの完全対ピンクバージョンが見れないことがあります。
◇先に目の前でレモン酢をかけ、色の変化を楽しみます。ピンク色になったら、底に溜まったレモン酢を捨て、蜂蜜をかけます。 そうすれば、色の変化も見れて、蜂蜜の味も薄まりません!

[色の違いを楽しもう]
☆汁の濃さをかえる 紫キャベツの汁は濃度が濃いと青紫、薄いと水色になります。キャベツを刻む量、水の量を変えていろいろ試してみてください!2種類以上の色が作れたら小さな正方形状に切って「あじさい」にして食べるときれいですよ!
※ここに書いてある水300ccというのは、単に私の好みです。本来、寒天4gなら500ccの寒天ができると箱に書いてあります。ただ、じゃっかん硬めのほうが切りやすい&浸透圧の影響を受けにくくていいなと思っています)

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22294 返信 紫キャベツ補足 暁 2005/10/09 PM 09:03

☆粉末寒天が寒天ダイエットブームのため、なかなか手に入らないことがあります。特に夏場、この実験をしようとした人の中にも「寒天が売り切れでできません!」と言っていた人がいます。 長期保存できますので、購入はお早めに。

☆ゆでた紫キャベツはついでに食べてしまいましょう。レモン酢かけてマヨネーズかけると美味しいですよ。 好き嫌いとかはしないように。アントシアニンのおかげで目も良くなるし、キャベツに含まれているボロンという成分には女の子のある悩みを解決してくれる面白い効果がありますから。 (今大学の先輩が自分で実験中です。暖かく見守ります) 知りたい人は検索してみてね。

☆この実験はアントシアニンという青紫色の色素が酸、アルカリに敏感で、色が変わるというものを応用したものです。アントシアニンではブルーベリーなどが有名ですが、その中でも紫キャベツのアントシアニンは、熱にもっとも強いのだそうです。 意外にもトコロテンにはキャベツの匂いとかはうつらないので、美味しく、楽しんでください。

12.電気についての実験