酸性雨が降る理由を教えてください!
(小学6年生がわかるように!!
宜しくお願いします!!

こんばんは。酸性雨に興味があるのですね。感心ですね。

　さて、酸性雨が降る原因を説明するには、原子や分子、化学式やイ
オンの知識が必要なので、小学生には難しいかもわかりませんが、ぜ
ひ、勉強してください。理解するととても面白いですよ。

＜酸性雨の降る原因＞
　まず、空気中には、いろいろな物質が混ざっています。主に、酸性
雨の原因になるのは、石油やガソリンなどを燃やした後に出てくる硫
黄と酸素が結びついた硫黄酸化物や、窒素と酸素が結びついた窒素酸
化物です。工場や車の排気ガスから出てきます。

＜酸性雨の影響＞
　これらと空気中の水（雨水）と反応することによって、硫酸や硝酸
になります。硫酸や硝酸がこわいことは知っていると思います。鉄や
銅などの金属も溶かします。

　硫酸や硝酸が雨水と一緒に降って来るので、地上の物体すべてに影
響しますし、最も深刻なのは、土の中に生きている生物に影響しま
す。土の中の生物は、小さいけれどもとても重要な働きをしていま
す。これらが、酸性雨でやられると、他の一般的な植物に影響をおよ
ぼします。植物に影響が出るということは、それを食べる動物に影響
します。これがひどくなると人間も生きていけなくなるわけです。

　また、空気中の二酸化炭素と水が混ざってできる炭酸も弱いですが
酸性雨です。これで石灰岩が溶けます。鍾乳洞はこれが原因でできま
す。これは自然の酸性雨ですから悪者ではありませんが、都会のセメ
ントも石灰岩でできていますから、雨に当たっている間に溶けていき
ます。